[レビュー] Tower of Fantasy (幻塔)

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僕が毎日プレイしてるTower of Fantasyのゲーム紹介です。日本名だと幻塔です。
最近2周年を迎えました。このゲーム、凄く楽しいのに評価が低いです。許せません。

ゲーム情報

グローバル版、PS版、中国版とは

このゲームは大きくグローバル版、PS版、中国版の3種類に分類されます。

最初の注意として、これらは基本的に共存しません。別サーバーになるので一緒にプレイは不可能です。
さらに中国版については基本的に中国以外ではプレイできません。また、別名を本国版と言います。

POINT稼働初期はグローバル版の中でもサーバーが分かれてましたが、現在はサーバー統合されたので共通プレイが可能です。
ちなみにサーバーより上位にエリア(Asia, America, Europe...)の概念があり、こっちは統合されてません。

対応機種について

このゲームは色々な機種に対応してますが、PC版、特にSteam版がオススメです。
正直、モバイルでもプレイできますが、はっきり言って操作不可能。後、グラフィックも微妙。

なお、PS版とグローバル版はサーバーが共存してないので、あまりオススメできません。
と言っても、僕自身がPS版をプレイしてないので正確な人口は分かりません。そっち人居ます？

ちなみにグローバル版のPCとモバイル(Android, iOS)はアカウント連携が可能です。
家ではPCで遊びつつ外出先ではモバイルでプレイ。さらにモバイル経由の課金が可能です。

シナリオ

世界観

遥か未来、環境汚染と資源枯渇により、地球は死の惑星となりつつあった。そこで、人類は星間移民計画により地球から離脱することを決断し、長い旅路の果てに地球に似た環境を持つ惑星アイダに辿り着き、そこに移住をはじめた。その後、人類は彗星マーラから高エネルギー粒子「オムニアム」がアイダに照射されている事を知り、効率的に獲得するために巨大な塔(オベリスク)『幻塔(オムニアムタワー)』を築いた。やがて、人類は地球にいた頃と同様の高度に発展した文明を惑星アイダにも築きあげたが、オムニアムには生態系と時空に影響を及ぼす「オムニアム放射線」を含んでいることがわかった。それまでオムニアム放射線は微量だったため環境にあまり影響を与えなかったが、その後、オムニアム放射線を過度に獲得した結果、高濃度のオムニアム放射線が惑星アイダの各地に蔓延した。そして、生物の突然変異による変異種(クリーチャー)化や時空断絶現象などによる『大厄災』が起こり、惑星アイダの文明は一度崩壊の危機を迎えた。しかし、惑星アイダは辛うじてその崩壊と絶滅の危機から救われ、人類は生き残った。その後、オムニアムの恩恵を捨てきれない科学者達は、崩壊した旧連邦政府に代わってオムニアムの研究と民衆を管理するために「ハガード」を設立した。以後は、放射線を抑制するサプレッサーを開発・携帯し、また汚染された部位をサイボーグ化するなどで人類は生き残る道を選んだ。だがその一方で、アイダで生を受けた「アイダ世代」の一部は、オムニアムこそが全ての元凶だと反社会組織「アイダの子」を結成し、各地でオムニアム廃止を求める過激活動を行なっていた。

Wikipedia contributors. (2024, August 11). Tower of Fantasy（幻塔）. In Wikipedia. Retrieved 07:28, August 12, 2024, from https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=Tower_of_Fantasy%EF%BC%88%E5%B9%BB%E5%A1%94%EF%BC%89&oldid=101207258

プロローグ

アイダ惑星の『大厄災』から50年経ったある日、主人公と相棒はアーシャ大陸南西部に位置するアストラ島の隔離区域を訪れていたが、そこで、変異種（クリーチャー）に襲われた。主人公と相棒は必死に逃走したが、途中で主人公と相棒は互いにはぐれて、離れ離れになってしまった。その後、主人公はなんとか生き延びたが、傷ついて意識を失った。その後、主人公はその近くのシェルター(集落)に住むジークに救われた。その時、主人公はジークによりシェルターに辿り着くも自分の記憶を失ってしまい、自分が一体何者で、何の目的で隔離区域を訪れたのか、よく思い出せなかった。ここから、ゲームの物語は始まる。

Wikipedia contributors. (2024, August 11). Tower of Fantasy（幻塔）. In Wikipedia. Retrieved 07:28, August 12, 2024, from https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=Tower_of_Fantasy%EF%BC%88%E5%B9%BB%E5%A1%94%EF%BC%89&oldid=101207258

簡単解説

大抵の人がMMOのおまけとしか思ってない可能性がありますが、RPGなのでシナリオがあります。
そんなに悪くないのですが、すごく良いかと聞かれると言葉に困ります。個人的にはミラポリス後半から面白くなりました。

ストーリーを超簡単に解説すると、時代は遥か未来、技術レベルはワープや時間干渉も可能、いわゆるSFの世界です。
そこでは地球の資源が枯渇、仕方ないので新しい惑星を探し、長い旅の末にアイダ星に移住しました。
その後、さらなる発展を続けたが、核的なやつで惑星レベルの大災害を発生させてアイダ星も破壊。そこから少し経過した後の世界です。

高評価ポイント

アニメ調MMORPG

これだけで高評価に値します。アニメ調のMMORPGって本当に数が少ないんですよね。
原神や鳴潮も確かに凄いゲームですが、これらはオープンワールドRPGに属します。

簡単に言うと1人用ゲームです。ちなみに自分のワールド(庭)に人を呼べる機能があってもMMOではありません。
MMORPGとは不特定多数のプレイヤーが1つのワールドマップを共有して遊ぶゲームです。
そのため、基本的にマルチプレイ前提のゲーム設計になり、1人が好きな人には向いてません。

超高画質グラフィック

Unreal Engineを利用してるのでグラフィックが綺麗です。特に広大な3Dマップの作り込みが凄い。
このマップを適当に歩くだけでも楽しいのに、不特定多数の人と一緒にプレイしたら楽しいと思いませんか？

こんな感じの海底マップもあります。

個人的に1番好きなマップはミラポリスですね。SF系の街です。

そして最新のマップはこれ。過去を仮想世界で再現したって設定です。

パリピナイトビーチもあります。

これらの画像は全てゲーム内のスクリーンショット機能で撮影してます。つまり、この空間を歩けます。
この広大なマップを移動する手段も数多く用意されていて、例えばワープポイントや乗り物とかあります。
と言うか、マジでマップが広いので、キャラで走ってるようではリアルに日が暮れます。

自由度の高い操作性

このゲームはアクションゲームに位置します。それもあって2段ジャンプや空中ダッシュは当たり前。
壁も登れるし、探索装備を使えば空も飛べます。他にも乗り物があって、それに乗って移動ができます。
これは実際に体験して欲しいですね。マップが広いからこそ、自由度の高い操作性が生きます。

快適な戦闘システム

アクションゲームとして売り出してるので、その辺のゲームと比べてアクション要素が強いです。
ポコポコ敵を殴ってるだけでも、それっぽい動きができたり、ジャスト回避(幻想タイム)で時を止めれます。
ただし、複数人が前提のMMOなので超ハイレベルなアクションは実装されませんし、今後も増えないと思います。

ちなみにキャラ変更型のパーティーシステムではなく、1キャラで3つの武器を切り替えるシステムです。
つまり、最低でも3個の武器を確保する必要があります。この部分が後に説明するガチャ(闇)に関連します。

キャラクリエイト

自分の分身、つまりはキャラクターの見た目を自由に調整できます。
このキャラクリが自由度が高く、なかなか細かい部分まで調整ができます。

キャラクターは男女から選択が可能です。後はゲーム内のチケットを使えば、プレイ後に再変更することもできます。
なお、性別に関しては有料チケットが必要なので真剣に決めてください。性別以外は配布チケットで変更できます。

魅力的なキャラクター

NPCを含めて魅力的なキャラクターが多いです。ちなみに僕の推しはフェンリル(芬璃尔)です。

このゲームはキャラクターの武器がガチャになっていて、引くと武器だけでなく見た目も使えます。
これをアバターシステムと呼びます。さらに闇が深くて、3凸すると追加で見た目(武器も)が変わります。
後、アバターシステム中はキャラクターのボイスが有効化されてCVも変化します。

メインストーリーでは強制的に自キャラに戻りますが、僕は基本的にアバターシステム(ほぼフェンリル)を使ってます。
と言うか、主人公ちゃんのボイスが乏しいので、見た目の作り込みを含めてもアバターの方が好き。
ちなみに2周年記念生放送のユーザーアンケートの結果、人気ランキングで頂点に君臨したのはロズリンです。

豪華声優陣

メインキャラクターおよびNPCを含めて声優陣が超豪華です。
モブキャラ含めて基本的に聞いたことある声しか登場しません。

参考サイトhttps://gamewith.jp/toweroffantasy/article/show/354559

本編以外の機能が充実

開発陣の頭がおかしい(褒め言葉)のでゲーム内に色んなゲームがあります。

例えば釣り、レース、中国麻雀など。他にもモンスターの育成、イベントでは専用ルールのかくれんぼとかも。
特に意味不明なのがPvPのバトロワ。近接の殴り合いですが某FPSみたいなゲームがゲーム内に実装されてます。

基本無料

流行りの基本無料。プレイするだけなら完全に無料です。対して課金要素はアバターを含む武器ガチャです。
後は限定の衣装とか乗り物があります。ただ、この課金要素の闇が深くて、果たして本当に無料か怪しいとこです。

POINTこのゲームのガチャは闇。

開発陣のレベルが高い & 成長を感じる

普通にプレイしてて思うんですが、開発陣のレベルがマジで高いです。と言うか、機能実装が超早いです。
ほんと日本のゲームとは比べ物にならない速度で実装されます。意味不明な機能も作ってるのに何で余裕あるの？

後は開発陣の成長も凄まじい。今や3Dモデルは一級品。特に衣装の作り込みがエグい。
キャラのモーションも最初はアクション？って感じだったけど、今はとにかく動きます。
これが爽快感に繋がるので、戦闘してて楽しいと思うことが多いですね。

POINTキャラの衣装や装飾の作り込みが凄い！

自由なカメラアングル

キャラクターは3Dです。ついでに布は少ないです。
そして柔軟に動くカメラアングルが実装されてます。

残念ポイント

ガチャ(闇)システム

このゲームには大きく3種類のガチャがあります。順に武器ガチャ、ボリションガチャ、衣装ガチャです。
衣装ガチャは限定の衣装や乗り物など、基本的に強さに影響しないガチャです。これを回すかは趣味。

次にボリションガチャ。これは武器に付けるオプション装備です。装備すると追加の能力を得られます。
ただし、特定の武器専用になってる場合が多いのでコスパ激悪。基本的にガチ勢しか回しません。

最後が武器ガチャです。これを引かないと武器(アバターも)が使えません。そして問題は凸システムです。
誰が始めたのか、同じ武器を重ねる凸システムが導入されてます。しかも最大で6凸です。
ベース1キャラなので、1武器を最大まで強化しようと思ったら同じ武器が7つ必要になります。

正直、必ずしも6凸が必須ではありません。と言うか必須度が武器に依存します。
実際に1凸でOKな武器もありますし、6凸しないと無意味な武器もあります。

限定武器の恒常化が遅い

限定武器が恒常化するのは約1年後です。でも、その時点では型落ちしてるので能力的にゴミになります。
つまり、このゲームで最前線にいるなら限定武器ガチャを回すことは必須です。もう一度言います。必須です。

それでも4属性+特殊属性のシステムなので、基本的には1属性をある程度揃えれば問題なくプレイできます。
逆に言うと、全属性を最前線で整えるようなプレイスタイルは破産します。とてもオススメできません。

恒常武器は弱い

当たり前ですが限定武器は強いです。それも尋常じゃなく強いです。そして恒常武器は弱いです。
ちなみに恒常には初期恒常組と呼ばれる最初の恒常武器がありますが、マジでゴミみたいな性能してます。
一応は活用方法がありますが、パーティ組マルチ専用なので、野良マッチするなら不要です。

無課金は無理(微課金せよ)

このゲームは限定武器ありきのゲームバランスなので、基本的に配布分の石でやりくりするのは不可能です。
これはMMOに何を求めるかによりますが、単にマップを探索して1人で冒険したいだけなら無課金でも可能です。

そうではなく、最前線のプレイヤーと一緒(野良マッチ含む)にコンテンツを攻略したい場合は課金必須です。
ただ、廃課金せよって話ではなく、お得パック(定期的に販売)や通行証(シーズンパス)だけを買えばいいです。
そうすると最も効率よく石を回収できるので、それで自身の属性武器だけガチャすれば最前線で戦えます。
発生する出費は月3000~5000円です。とにかくお得に継続して買う。これが幻塔の基本です。

ネットワークが弱い

個人的にこれが1番の残念ポイントですね。運営さん、MMOなんだから全力で解決したほうがいいと思いますよ。
サーバーが弱いのか技術的設計の問題なのか、超多人数を処理できてません。ワールドマップに30人くらい集まると激重になります。

賛否両論

要求スペックが高い

このゲームは普通に重いです。初期設定で動かす分には軽いのですが、普通は最高設定を目指すじゃないですか。
高解像度(3440x1440)モニタで画像系を最高設定かつ120FPS設定の場合、RTX3090を使ってもFPSは張り付きません。
加えてCPUかGPUが常時悲鳴を上げてるので、少し設定値を下げた状態で遊んでます。もしかして4000番台なら張り付く？

一応は貧弱なPCでも設定を落とせば動きます。僕のノートPCはGTX1060だけど動いてましたね。
代わりに画面に表示されるオブジェクトが激減して、質素なワールドマップになるので没入感が減ります。

翻訳のレベルが低い

驚くほど翻訳のレベルが低いです。システム的な部分は機械翻訳で怪しかったり、特に会話系がヤバいです。
ただ、サービス開始初期に比べれば相当マシになってます。それでも、まだまだ理解できない翻訳が多い印象。

バグは日常茶飯事

めっちゃバグあります。さっき開発レベルが高いと言いましたが、これは開発が超早い故のバグです。
海外のゲームって基本的にバグがあります。と言うか、致命的でなければリリースするのが外資の基本です。
この思想を理解できないなら海外産のゲーム(一般ソフトウェアもそうですが)はプレイしないほうが懸命です。

さらに言うなら、僕は2回ほどバグ報告してますが返信が迅速でした。夜に報告したら翌日午後には返信あり。
この辺は日本と海外の開発スタイルの違いだと思います。とにかく全てが早い。それ故に応援したくなるんですよね。

既存プレイヤーに追いつけない

当たり前です。こっちは数年単位でプレイしてるんですよ？ そんなに簡単に追いつかれたらやる気なくなります。
MMOの原則はプレイ時間。個人的には限定鍵やスタミナ制を廃止、無限に時間をかければ強くなれるコンテンツが欲しい。

Pay to Win

現代の闇。正直、僕自身はPay to Win賛成派です。正確に言うと過剰なPay to Win反対派です。
幻塔の問題は無限に課金すれば無限に強くなること。お金を気にしなければ、どこまでも強くなります。

ただし、強化用アイテムを含めて課金額の設定が頭おかしいので、石油王しか無限課金はできません。
普通に毎週規定数を入手可能なため、石油王にならずとも時間をかければ強くなれますよ。

自分の貢献度が見える

幻塔の神機能。左上に与えたダメージのパーセンテージが出ます。つまり、自分の貢献度が分かります。
これは昔は数値だったのですが、ある日を境にパーセンテージになりました。ありがとう。

実はこのシステムは不評で色々と言われてました。僕も「分かりずれぇ」って思ってたんですよね。
それらの意見を運営様が理解してくれて、超分かりやすいパーセンテージ表記になりました。

日本人が少ない？

少なくともワールドチャットは英語が飛び交ってますね。
とりあえず、日本人と交流したいならギルドに入りましょう。

低評価について

低評価の大半は真面目にプレイしてません。と言うか、スペック不足でプレイできてない説あります。
理由は先程も書いた通りで、このゲームは凄く重いです。なので、ゴミPCや江戸時代のスマホでは動きません。

他の意見だと無課金は無理って意見ですかね。これも客じゃないので無視しましょう。
逆に無限のPay to Winを問題視する人はまともなレビュアーです。信頼できます。

上記に関するレビューは全無視でいいです。来年の株価予想くらい信憑性が無いです。

対して3Dモデルやアクション、もしくはMMOを前提にしたレビューは読む価値があります。
特に3Dモデルは初期から比べて格段に進化してるので、初期引退組には戻って来て欲しい。

正直、人口を増やすためにはスマホが正解なんだけど、それが主みたいになるのが良くない。
このゲーム、没入感が減るとか以前にスマホで操作できる限界を超えてる。チャットとか無理。

ちなみに設定を調整すれば低スペックなPCやスマホでも普通に動きます。
参考程度に僕のノートPCがGTX1060、スマホはPixel 7です。どっちも標準設定だと激重です。

あとがき

興味を持ったら、とりあえずでプレイ。そこで面白かったら定期パス系の課金から始めるのがオススメ。
少しでも人口を増やそうと無課金でも可能とか意見あるけど、戦闘コンテンツに手を出すなら無理です。
僕はむしろ嘘ついて引き込むの好きじゃないので現実を伝えます。無課金は無理です。

公式ダウンロード先https://www.toweroffantasy-global.com/download.html